空手は武道である

すべての武道は、いずれも厳しい自己修練を課し、その奥義を極めることによって自己の人格形成、すなわち人間としての正しい道を極めることを目指すものです。

極真空手は、この武道本来の意味を全うすることを本義に置いています。
また直接打撃制、無差別による実践的空手を通し、相手の痛みを知ることによって、人間本来のやさしさを知るという理念も、極真の信ずる道です。

極真の精神

極真とは、『千日をもって初心とし、万日をもって極みとする』という武道の格言から発した名称です。
完成は無いと言われるほどの、厳しく険しい武道の真髄を極める意です。

極真会館に伝統的に受け継がれている精神である、『頭は低く目は高く、口惜しんで心広く、孝を原点として他を益す』とは、創始者である故大山倍達自身が、長年の厳しい修行人生の中で確立した極真精神です。

また一方では、極真の挨拶『押忍』の精神には、尊敬、感謝、忍耐という精神があります。
心身を練磨すると同時に、伝統や礼儀を重んじる極真会館での修行が、実生活にいかされると信じます。

館長 松井章奎 略歴

kancho

1963年 1月15日 東京に生まれる
1976年 6月12日 13歳で極真空手に入門、翌年初段取得
1980年 17歳で第12回全日本大会に初出場第4位入賞
1981年 第13回全日本空手道選手権大会3位
1982年 第14回全日本空手道選手権大会3位
1983年 第15回全日本空手道選手権大会8位
1984年 第3回全世界空手道選手権大会3位
1985年 第17回全日本空手道選手権大会優勝
1986年 4月 中央大学商学部経営学科卒業
5月 空手界最大の荒行といわれる「百人組手」を完遂
11月 第18回全日本空手道選手権大会優勝
1987年 第4回全世界空手道選手権大会でついに優勝を修める
1992年 5月 本部直轄浅草道場を開設して支部長となる
1994年 5月 大山倍達総裁の生前の意志に基づき館長に就任
現在 組織運営のかたわら世界各地を訪問し、技術指導、後輩の育成にあたる

※現役選手時代全56試合の通算成績は50勝6敗。第17回全日本空手道選手権大会から第4回全世界空手道選手権大会にかけての3連覇の記録は極真史上に残る記録となっている。